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会社で知り合ったKさんはバス釣り好きが高じてショップを持ってしまったという強者である。ぼくもバス釣りを以前からはじめたいと思っていたのだが、まわりに詳しい人間がいないため、なかなか踏ん切りがつかなかった。 会社員になり、安定した収入を手に入れたぼくは、Kさんのショップで道具をそろえることにした。以前「マニアな父子」でも書いたとおり、こだわりだすときりがないのだが、なにも知らないし、ほとんどKさんのアドバイス通りに道具をそろえる。 さて翌日。道具を買いに行くのにつき合ってくれた同期の友人2人と、研修終了後に早速釣りに行く。愛知県は非常に池が多く、そのほとんどの池にバスがいるという釣り好きにはたまらないロケーションらしい。 購入した道具はスピニングリール用の竿とリール、ルアー各種、その他必要最小限のものである。 ルアーを結びつける方法も知らないぼくは、友人に手伝ってもらいながら何とかセッティング終了。 さて第一投。 投げたルアーは、スピナーという木の葉のような形をしたブレードといわれるものが、くるくる回転してバスにアピールするというルアーだ。 思うようにルアーは飛んでいかず、情けない放物線を描き5メートルほど先の水面にポチャリと落ちる。めげずに糸を巻き取る。タイミングが遅いのか、スピードが遅いのか、いきなり根掛かり。何とかとれた。 何投かしたあとに、また根掛かりし、引っ張るとルアーがない。いきなりへこむ。 ルアーを付け替える。今度はワームと呼ばれる、ゴム製の見た目ミミズみたいなものだ。しかし水中で泳がすと小魚っぽく見えるらしい。 投げる。仕掛け自体が根掛かりしにくい物なので、けっこうスムーズに投げては巻き取り、投げては巻き取りをくり返す。ただ糸を巻くだけでも自分なりに考えながら巻くのでけっこう楽しい。 そして、おまけでもらったルアーを試してみる。 投げた途端、妙な感触が竿に伝わってきた。糸を巻き取るとルアーがない・・・。どうも結び方が悪かったらしく、投げたときの衝撃ではずれてしまったらしい。いきなり初日でルアーを2個なくすのは痛い。 友人がぼくのルアーめがけて投げはじめた。どうもぼくのルアーを取ってくれるらしい。10分ほどの格闘の後無事ぼくのルアーは帰ってきた。 さてルアーをさっきとは別のワームに変える。 結局あたりらしいものはなく、一匹もつれなかった。しかし止まってる時間がほとんどない釣りというのは初めてだったので、非常に楽しかった。 今ぼくは勉強している。「マニアな父子」で書いたように余計な知識をたくさん詰め込むために・・・。 2000/6/19 |