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スカートめくり。それは男子たるもの誰もが通る道。 僕は小学校一年生から二年生にかけてクラスでは並ぶもののないほどの達人になった。 弟子が何人もいたし、クラスの女子は誰ひとりとして僕の神技から逃れることはできなかった。 しかし、逃げも隠れもできないため、何度となく学級会にかけられる。女子はすべて検事と化す。先生は裁判官だ。 女性の先生であったため判決は常に厳しいものとなったが、所詮一時的なものなので、すぐに活動を始めては学級会にかけられるの繰り返しであった。今考えると犯罪者の再犯の心理と似ているのかも知れない。あのときはもう女の子のスカートを見るとめくらなければならないという条件反射があった。 しかし、クラス一の嫌われ者だったかというとそうでもなく、そこそこ笑いはとっていたし、女子と遊びに行ったりもしてた。小学校の低学年の割には洒落の分かる良いクラスメートだった。 さて、とある日の学級会時、女子に訴えられた。 女子「○○くんがスカートめくりをします。いけないことなのでやめて欲しいです」 こういうときは謝るに限る。 僕「ごめんなさい。もうしません」 しかし、もう何度も同じ案件で訴えられている僕に情状酌量はない。 女子「○○くんにスカートをめくられたのは私だけではなく他にもたくさんいます。この前もその前も謝っていたけどやめませんでした。今度も信じられません」 先生「じゃあ○○くんにスカートをめくられたことがある人は立ってください」 当然のようにクラスの女子全員が立つ。 すでに一対二十数名の戦いだ。僕に勝ち目はない。 女子「○○くんの他にもスカートめくりをする男子がいます」 これはもちろん僕の弟子のことだ。 先生「はい、スカートめくりをしたことのある人は立ってください」 僕の弟子の三人が立つ。 弟子「僕は○○くんにやれって言われたから」 他の弟子「ぼくも!!」 僕「おいおい、そんなこと言ってないだろ、おまえらが弟子にさせてっていってきたんじゃねーか」 かくして僕は本当に孤立無援になった。 こういう状況になると先生もこの場をおさめるために判決を下す。 先生「はい、じゃあ○○くんには罰として廊下の掃除をひとりでやってもらいます。みんなそれでいい?」 クラス全員「いいでーす!!」 かくしてその日の掃除の時間ぼくはひとりで廊下掃除をさせられた。しかし、いかにして楽にするかを考えたあげく、かなり掃除の行程を短縮し、かえってみんなより早く掃除を終えた。こういう機転は良くきく子供だった。 さて、この裁判後僕の技は弟子を増やし、ますますクラスに広まった。僕は弟子の育成に励み、その後僕は裁判にはかかっていない。よく考えたら黒幕ってやつになったらしい。 しかし、三年生になりクラス替えがあったとき僕は引退した。その後他のクラスでスカートめくりが流行ったらしい。僕の弟子がさらに弟子をとって僕の技が広がっていったのだ。 2000/3/21 |