HorseRacing Topics 2000 Spring

このページは競馬について思いついたことを綴っていくページです。

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平成12年3月23日号

最近の血統のトレンドは日本ではやはりサンデーサイレンスに代表される「ヘイルトゥーリーズン系」ですね。他にもブライアンズタイム、リアルシャダイなどが好成績を残し、現在の現役最強馬グラスワンダーも「ヘイルトゥーリーズン系」の種牡馬シルヴァーホークだ。では、アメリカのトレンドはというと、やはりミスタープロスペクターを生み出した「レイズアネイティヴ系」であろう。この「レイズアネイティヴ系」の特徴として、素晴らしいスピードがあげられる。ただ、一本調子なところがあり、底力に欠けるところがあるため、平坦小回りのアメリカの競馬場にマッチした血統といえる。「レイズアネイティヴ系」種牡馬キングマンボの子にはエルコンドルパサーがいる。そしてヨーロッパでは一時期世界を席巻したといわれる「ノーザンダンサー系」の血がいまも根強い。ノーザンダンサーは様々なタイプを出す種牡馬として有名であり、スピード系後継種牡馬としてダンチヒ、ヌレイエフ、底力に優れた後継種牡馬にサドラーズウェルズ、リファールなどを輩出。特にヨーロッパではサドラーズウェルズが非常に優れた子を出している。昨年凱旋門賞でエルコンドルパサーを破ったモンジューの父がこのサドラーズウェルズである。このように、最近はその土地の競馬体系にあった血統が根付きやすく、日本もスピード競馬の傾向が強くなってきているために最近は「ミスタープロスペクター系」の有力馬が多くなってきている。サドラーズウェルズのあとは「ノーザンダンサー系」は衰退していく気がする。

さて今年二戦目のGT高松宮記念が今週末に行われます。そして今週は重賞がそのほかに3鞍。

まず土曜中山のマーチステークス(GV・ダート1800m)一時は参戦を表明していたミスタートウジンが引退して注目度が下がった感があるが、なにげに配当の高いレースなので見逃せない。本命はハンデの軽いタイキトレジャー。対抗には準オープンクラスで堅実な競馬をしていたロバノパンヤ。3番手にはハンデがきついが実績のあるオースミジェット。6連勝と波に乗っているタマモストロングはワイドの軸馬という感じだ。

つぎに土曜阪神の毎日杯(GV・芝2000m)皐月賞の最終便といわれているが、実際あまり関係がない。昨年は特別と思った方がいい。いつもは中距離路線の外国産馬の春の目標レースなので、意外に素質馬が揃う。本命は堅実なシルヴァコクピット。対抗に前走負けて評価を下げたクロンヌドール。穴にスエヒロコマンダーの全弟ゴダイリキ。ワイド推奨馬にリワードフォコン。

そして、天皇賞へのステップレース日経賞(GU・芝2500m)大本命になれる力のある馬が出たときは逆らってはいけません。本命は最強馬グラスワンダー。対抗に復調気配のダイワテキサス。穴に年あけて変わったメイショウドトウ。ワイド推奨馬にはおなじみステイゴールド。

最後にGT高松宮記念(芝1200m)平坦コースの中京では前残りが濃厚。とんでもないハイペースにならない限り前は止まらない。本命平坦コースにめっぽう強いアグネスワールド。対抗にしょうがないブラックホーク。穴に控える競馬を覚えたトキオパーフェクト。ワイド推奨馬に古豪マイネルラヴ。

平成12年1月13日号

まず有馬記念の反省から。展開がごちゃついたものの、有力馬に乗っていた騎手が上手かったので、それほど紛れもなく、ほぼ実力通りの結果。それにしても2強は強かったですね。グラスワンダーも、スペシャルウィークも仕掛けどころに寸分も間違いはなく、わずか4pの差で、体は前に出ていたにもかかわらず、スペシャルウィークは敗れ、グラスワンダーの勝利に終わった。それにしても95年生まれの世代はレベルが高い。世界的にはそうでもないのだけど、日本国内は強い馬が目白押しだった。セイウンスカイはこの秋残念な結果であったが、間違いなく最強馬のうちの一頭であるし、短距離路線でもエアジハード、アグネスワールドらの活躍が素晴らしい。キングヘイローも新しい一面を見せ、来年が楽しみになった。ツルマルツヨシも来年はGT戦線の有力馬として出てくるだろうし、それに次ぐ馬たちも世代が違えば重賞の一つや二つは楽にとれそうなメンバーだ。しかし、その中でも三強と呼ばれるエルコンドルパサー、グラスワンダー、スペシャルウィーク達の強さは目立った。ジャパンカップや凱旋門賞の結果を見ても、これらの馬は世界でも10本の指に入る名馬であると思う。ファンとしては今年の凱旋門賞に三頭すべて出走させて、本当はどれが一番強いかを見てみたかった。

昨年度のJRA賞が発表されました。以下の表の通りです。

年度代表馬 エルコンドルパサー号 最優秀父内国産馬 エアジハード号
最優秀5歳以上牡馬 エルコンドルパサー号 最優秀5歳以上牝馬 メジロドーベル号
最優秀4歳以上牡馬 テイエムオペラオー号 最優秀4歳以上牝馬 ウメノファイバー号
最優秀3歳以上牡馬 エイシンプレストン号 最優秀3歳以上牝馬 ヤマカツスズラン号
最優秀短距離馬 エアジハード号 最優秀障害馬 ゴッドスピード号
特別賞 グラスワンダー号 特別賞 スペシャルウィーク号

今回、最優秀ダートホースは該当馬無しでした。それもそのはずで、JRA競走で唯一のダートGT競走であるフェブラリーステークスの勝ち馬が、地方競馬所属のメイセイオペラだったからです。この表彰は、もうおわかりの通りJRA所属馬のみが対象とされています。ただ、ここで考えて欲しいのは、今年地方競馬も含めてダート競走の統一GTは、国内で7レース行われています。そのうちの三つをメイセイオペラとアブクマポーロが、残りの四つをJRA所属馬が勝っています。該当馬無しとはこれが全く考慮されていないと言うことになってしまうのです。エルコンドルパサーの海外GTは認められているのに、交流GTは認められないというのは全くもっておかしい。この考えでいくと、昨年はたかだかGVを一つしか勝っていない馬が最優秀ダートホースになったことになります。JRAや、競馬記者達はダート競走を格下に見ていると言うのが見え隠れしていてかなり不快です。今年は国際競争になるダートGT「ジャパンカップダート」が新設されるのですが、こういうJRAの態度を見ると、米国や欧州のスーパーホースは間違いなく来てくれないでしょう。だってJRAではダート競走は格下なのだから・・・。スポンサーなどの関係で、賞金に格差ができるのは仕方のないことですが、レースの格付けは賞金で決まるものではないと思います。出走する馬のレベルで決まるものです。高レベルの馬が出走するからGTなのです。そこの所を考えて欲しいです。

1999 Autumn

過去の遺物

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